会長あいさつ


ユニットバスとの出会い…

ユニットバスとの出会いは、まだユニットバスという名前も
普及していない学生の時、友人とアルバイトを探していて、
たまたま同級生の親戚が多摩ニュータウンで浴室の床と壁を
組立てる仕事の手伝いを探しているとの事で、生まれも育ち
も多摩地区だった為、軽い気持ちではじめたアルバイトでした。

学生時代から学業・アルバイト以上にしていた音楽スタジオの世界
を夢みて、社会人になってからは芸能プロダクションで音響担当の
仕事についていましたが、三年程で退社し、学生時代からお世話に
なったユニットバス施工会社へ就職し、独立をして現在に至っております。

家庭を持ってからは、アウトドア好きだった前職の芸能プロダクション社長
の影響か、自然の中で遊ぶ楽しさを覚え、かたや大型マンションが次々と
建設され、仕事も人も増えていく中で、自然を破壊してゆく後ろめたさも
ついて回っておりました。



震災での経験…

そんな中、忘れもしません。
1995年1月17日に阪神淡路の大震災が起こりました。
当日私は港区芝公園で築50年のお風呂の無い
戸建て住宅に介護関連の仕事で浴室増築工事をしておりました。
朝出掛けに神戸で地震があったことはニュースで
知っていましたが、お昼のニュースで燃え上がる長田地区の映像を目にし、
「今の自分にできることは何なのだろうか」と、とっさに思いました。

実は、その二年前の1993年7月に北海道奥尻島で起きた大津波後の仮設住宅へ
アウトドア好きの私にテントを担いで船で行って欲しいと、あるメーカーから
依頼がありましたが、結果お断りしたことが心残りとなっておりました。
その時の気持ちや、芝公園のご高齢のお客様が工事完了に伴い、
家のお風呂に入れると喜んで頂いた笑顔に後押しされて、
一週間後の25日には食料と水を車に積んで神戸に向かいました。

その後、新潟中越地震、三宅島噴火、東日本大震災、伊豆大島土砂災害、
近くは熊本地震と大きな災害が続き、其のたびに仮設住宅建設に関わってきました。


どなたもご経験がお有りでしょうが、一日の終わりに風呂に入り、
ホッとする感覚は何にも変えがたいものです。
ニュースには仮設住宅に入居されて被災者の方がユニットバスに
入れられて満面の笑みを浮かべている映像をよく目にするたび、
私たちの仕事が少しは世の中のお役に立っている実感を覚え、
そしてまた弊社一丸となり、揺れる被災地での作業に
もくもくと励んでいる社員 下請けさん達の姿を目の当たりにし、
どんな仕事にも感動や使命があると感じさせられました。



最後に…

それらの経験から『バスルームは暮らしの中で大切な空間』と
位置づけ お客様に製品をお届けするだけではなく、
感動や安心をご提供できる確かな施工品質の探求と向上を目指し、
日々努めております。
今後とも皆様のより一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう
心よりお願い申し上げます。


株式会社 多摩ユニットサービス
取締役会長 高橋和彦